「クリスチャン新聞」(1996年12月8日)


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◎多磨教会ホームページ「たまちゃん」が人気

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◎多磨教会ホームページ「たまちゃん」が人気=9612080701=CSD80=
 伝道を目的に日本同盟基督教団・多磨教会(広瀬薫牧師)が今年3月に開設し
たホームページ「たまちゃん」(多磨教会/アデルフォス・ネットワーク)が、
開設からわずか8か月足らずでアクセス件数が2万件を超えた。単なる集会案内
や教会紹介にとどまらず、求道者向けの「オンライン聖書クラス」や「キリスト
教発言ボード」といった利用者が自由に参加できる場を提供していることが反響
を呼び、今では利用件数は一日に120件。なかにはこのホームページを通して教
会に親しみを感じ、生まれて初めてキリスト教の礼拝に出席した人もいるほど。
 「たまちゃん」の特徴としては、伝道、相互交流、情報提供、情報収集などい
くつか上げられるが、何よりも利用者が自由に発言できる「掲示板」に人気が集
まっている。現在、「発言ボード」や「聖書クラス」のほか、「神への祈願」
「神への悔い改め」「アダルト」など全部で8つの掲示板を設け、利用者はそれ
ぞれ好きな掲示板を選んで、自分の意見や感想などを自由に書き込める仕組みに
なっている。
 例えば、発言ボードでは、ローマ教皇による進化論容認の発言を受けて、創造
論が話題になったり、人工中絶の是非をめぐる意見のやり取りもあって、クリス
チャンでない人からの意見や質問も多い。また、「性」の問題からキリスト教へ
のアプローチを試みているのが「アダルト」の掲示板。聖書が男女の性について
どのように教えているかを知り意見を交わすための掲示板だが、ある種の不純な
期待を持ってアクセスする人々が思いがけず福音に触れることも狙ったユニーク
な名前の付け方だ。
 問題はと言えば、せっかくの対話の場が「無秩序」な状態になってしまう危険
があること。例えば、掲示板に聖書や信仰についての真面目な質問を寄せてくる
人もいれば、わいせつな内容を面白半分に書き送ってくる人もいる。すでに牧師
個人で対応できる利用者数を超えてしまっており、全体的に真面目に語り合える
雰囲気を保つのが困難になってきている。求道者からの宗教的な質問に、ノンク
リスチャンが答えてしまうこともあるという。
 そのため広瀬牧師は、このホームページを個人的な枠組みを超えた、超教派的
な伝道スペースにする準備に取りかかっており、とりわけ求道者への質問などに
適切に対応するため、多くのクリスチャンのアクセスを求めている。
 「インターネットを利用した伝道は、テレビやラジオなどの伝道と同じように
多数の人にアピールすることができます。しかも安いコストで。利用者からの反
応も取りやすく、双方向のコミュニケーションができるので、新しい伝道方策と
して高い可能性を持っています。ぜひ、このインターネット伝道に参加してほし
い」と話している。
 なお、このホームページの名称は11月末に「インターネット・ミッション・ク
ラブ(IMC)」と変更した。
 【問い合わせ先】TEL0423・34・1564(FAX兼用=多磨教会)。
▼http://www.eis.or.jp/muse/tamach/ 「多磨教会/アデルフォスネットワー
ク」。

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