日本同盟基督教団宣教100周年記念宣言


 「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」(マタイ28:19ー20)

 唯一全能の父なる神によって遣わされた御子イエス・キリストは、ご自身のいのちを犠牲にして十字架による救いを完成されました。宣教の主、イエス・キリストが、福音宣教を自らのからだである教会に委ねられて2000年になろうとしています。日本同盟基督教団は、この宣教の歴史に加わり、きょうの記念の時を迎えました。私たちは、これまでの主の恵みと導きに感謝を捧げ、次代における宣教の使命実現のために、新たに献身することを誓い、ここに宣言します。

 顧みれば、聖霊に導かれたフレデリック・フランソンによって設立された、スカンジナビアン・アライアンス・ミッションの宣教師15名が、1891年11月に横浜に着いて以来、主イエス・キリストに召された宣教師、教職と信徒が福音宣教に捧げた犠牲は、計り知れないものがありました。当時キリスト教が伝えられていなかった飛騨の山間や伊豆の島々に福音を広めることから始まって、現在の日本同盟基督教団は生み出され、日本各地に教会が形成されるまでになりました。そこには、ゼ・エバンゼリカル・アライアンス・ミッション(TEAM)、スウェーデン・アライアンス・ミッション(SAMJ)、スイス・アライアンス・ミッション(SAM)の惜しみない宣教協力があったことを忘れることはできません。また、神学校、キャンプ伝道、文書伝道、放送伝道など、教育と伝道において、宣教団の多大な協力と援助がありました。こうした宣教の協力は今日多くの実を結び、日本同盟基督教団は現在164の教会数を数えるに至り、またアジア及びアメリカ大陸など6か国へ宣教師を派遣しています。宣教100周年記念のこの時、これまで神が与えられた宣教協力の恵みに感謝を捧げるものです。

 日本同盟基督教団は、太平洋戦争時に、国家神道体制の下で教会の自律性を失い、国策に協力しました。とりわけアジア諸国と、その教会に不当な苦しみを負わせました。その罪を認め、ここに悔い改め、教会のかしらであるイエス・キリストこそ、唯一の主権者であることを告白します。

 信仰の戦いは今も続いています。信教の自由の問題、物質中心主義、異端など、反キリストの力がはびこっている状況です。福音宣教はますます急務になってきています。それとともに世界的な飢餓、戦争、自然破壊、人権問題などにも、積極的に関わり、祈らなければなりません。

 宣教100周年を迎えた日本同盟基督教団は、新たな決意のもと、聖書信仰に堅く立ち、キリストの主権を告白し、再臨を待ち望み、神の国完成の希望に燃え、日本とアジア、さらに世界の宣教のために、主に仕え、惜しみなく犠牲を払うことを表明します。

 私たちは、私たちが福音宣教に協力することにおいて結集し、宣教と教会形成を推進してきた群れであることを、確認します。ここに教職・信徒、総力を挙げて主の宣教命令実現のために、十字架と復活の主イエス・キリストに献身することを誓います。

1991年10月10日 日本同盟基督教団 教職・信徒一同


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