エホバの証人問題に関する見解


 エホバの証人の活動が引き起こしている諸問題を無視することができない現状に照らして、日本福音同盟は、次のように見解を表明する。

1 エホバの証人の活動の現状

 「1993年エホバの証人年鑑」によると、洗礼を受けて伝道活動に従事しているエホバの証人の数は、183,097人にもなっている。1992年に対して、7%の増加率である。日本での布教活動総時間数は、8983万8835時間である。伝道者数で単純に割ると、一人平均、毎月40時間、布教活動していることになる。伝道者の他に、洗礼を受けていない求道中の「研究生」が少なくとも、25万人いると言われており、毎週「王国会館」で開かれる集会への参加者は増加して、危機感を覚えるほどである。   

2 エホバの証人の活動が引き起こしている諸問題

 エホバの証人はその布教活動によって、社会に対していくつもの問題を引き起こしている。輸血拒否死亡事件のほかに、家庭崩壊、マインド・コントロール、学校の格闘技などの体育授業の拒否、人権無視、人格の荒廃などである。そのためにエホバBの証人への対応に困っている病院や学校が沢山ある。また、家族のだれかがエホバの証人の活動に従事することで問題が起きている家庭が5万世帯以上あると推定されている。

 エホバの証人は、キリスト教会に対しても、沢山の問題を引き起こしている。第一に、彼らはクリスチャンを狙い打ちしてその信仰を混乱させている。第二に、彼らは聖書に対して多少とも興味を持っている人々や求道者を誘い込んでいる。第三に、彼らの伝道活動は、キリスト教に対する誤解を生じさせ、真の福音伝道を著しく妨げている。

3 エホバの証人への対応

 以上の諸問題に対して、どのように対応すべきか、以下にいくつかの提案をする。

 第一に、エホバの証人の誤った聖書解釈によって惑わされることがないように、キリスト教の基本教理(三位一体、キリストの復活、救いなど)に関して、信者に徹底した教育を行う必要がある。

 第二に、「伝道は牧師だけがすることである」という、多くのクリスチャンの認識を改めホさせ、クリスチャン一人一人がキリストの証人として立ち上がり、福音を宣べ伝えることのできるように指導する必要がある。

 第三に、エホバの証人とキリスト教会との違いを明白にした文書、また、エホバの証人から脱退した人たちの証言集(欧米のものの翻訳を含め)を、キリスト教会以外にも幅広く配布することが必要である。

 第四に、エホバの証人の問題で困っている方々への呼びかけとして、週報やトラクトなどに、「当教会は、エホバの証人とは一切、関係がありません」と書くようなことはやめ、「エホバの証人のことでお悩みの方は、当教会にご連絡ください」と書くようにする。

 第五に、エホバの証人への伝道の重荷を持ち、そのための神の導きを感じている信者のために、訓練と学びの場を設ける必要がある。

 第六に、エホバの証人への伝道に関わっている人々や団体のネットワークを作る必要がある。

1994年6月8日  日本福音同盟第9回総会

                          総会議長 吉岡 章

                          理事長  舟喜 信


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